外形寸法: |
コントローラー部 |
200(W)×83.5(H)×82(D)mm(突起物を除く) |
RFユニット部 |
172(W)×87.0(H)×210(D)mm(突起物を除く) |
CX-10G |
181 x 115 x 64 mm |
重 量: |
コントローラー部 |
940g |
RFユニット部 |
3.2kg ※付属品除く |
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IC-905/IC-905XGをお使いになるには、第4級アマチュア無線技士以上免許が必要。 |
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144/430MHz帯 |
SSB, CW, FM, RTTY, DV: |
AM: |
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1200MHz帯 |
SSB, CW, FM, RTTY, DV, DD, ATV: |
AM: |
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2400/5600MHz帯 |
SSB, CW, FM, RTTY, DV, DD, ATV: |
AM: |
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さぁ、上へ行こう。
V/UHFと、その先にあるSHFの世界へ。 |
IC-905は144~5600MHzをDV/DD/ATVを含むオールモードでカバーする業界初のトランシーバーです。さらに、CX-10Gを使用(IC-905はオプション/IC-905XGは標準付属)することで、10GHzでも運用可能です。
最大出力は、144/430/1200MHz帯が10W、2400/5600MHz帯は2W、10GHz帯は0.5Wを実現しています。
最大の特長は、RFユニットをコントローラーと分離し、アンテナ直下におくことを可能にしており、これにより、高い周波数帯で大きな問題となる同軸ケーブルの損失を大幅に低減します。しかも、このコントローラーケーブルで電力を供給することが可能です。接続が1本のケーブルで済むため、RFユニットの設置の自由度は大幅に高まります。
高い周波数帯での運用では、より高度な周波数の精度が求められるため、GPS(GNSS)信号を基準とする方式を採用。経年変化や温度の影響を受けない極めて安定かつ高精度な周波数管理が可能となりました。
IC-705の操作系を継承した他、リアルタイムスペクトラムスコープは最大スパンを50MHzとし、広大なU/SHF帯に対応。
ターミナル/アクセスポイントモードといったD-STARの機能群、FT8の簡単設定も実現。
オプションのアンテナも充実し、コーリニアアンテナAH-24(2400MHz帯用)/AH-56(5600MHz帯用)/AH-100(10GHz帯用)、パラボラアンテナAH-109PB(10GHz帯用)をご用意。 |
【おもな特長】
・144~5600MHz/(10GHz※)を多彩なモードでカバー。
・RFユニットをコントローラーと分離し、アンテナ直下におくことで、アンテナまでの同軸ケーブルの損失を低減。
・コントローラーからRFユニットへの給電を実現。接続はコントローラーケーブル1本のみ。
・GPS(GNSS)信号を基準にすることで、究極の周波数精度を実現。
・最大50MHzスパンの広帯域をカバーするリアルタイムスペクトラムスコープ。
・10GHzトランスバーター付属のIC-905XGもラインナップ。 |
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■未知のバンドにチャレンジできる、本格的に楽しめる、V/U/SHFマルチバンダー。 |
IC-905は144/430/1200/2400/5600MHz/10GHz(※1)をカバーする業界初のトランシーバーです。しかも、SSB、CW、FM、AM、RTTY、D-STARのDV/DD(※2)モード、さらにATV(※2)にも対応しています。最大出力は、144/430/1200MHzは10W、2400/5600MHzは2W、10GHzは0.5Wを実現しています。
※1 CX-10G(オプション)が必要、IC-905XGは標準付属。
※2 1200MHz以上のバンドに対応。
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■コントローラーとアンテナ直下設置型RFユニットのセパレート構成。 |
IC-905はコントローラーとRFユニットで構成されており、それぞれがコントローラーケーブルで接続されているのが最大の特長です。これにより、機器の設置及び運用の自由度が大幅に向上します。またRFユニットおよびCX-10Gは屋外への設置にも対応したIP55※の防塵・防水性能を実現しています。
※75μm以下の大きさのタルク粉を2kg/㎥の濃度で8時間、0.6m/sの風速で製品に吹きつけ、所定の動作及び安全性を阻害する量の塵埃の侵入がないこと。また、注水ノズル(内径6.3mm)をすべての方向に使用して、3mの距離から、1分間に1㎡あたり約12.5ℓの水を3分間以上注水後、正常に機能すること |
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■RFユニットをコントローラーと分離し、アンテナ直下におくことで、アンテナまでの同軸ケーブルの損失を低減。 |
コントローラーとRFユニットを、コントローラーケーブルで接続することで、例えばアンテナとコントローラーが20m離れていたとしても、同軸ケーブルの損失はRFユニットとアンテナ間のみとなり、最小限にすることが可能。U/SHF帯において課題となりやすいケーブルロスを低減することで、効率的な送受信を実現しています。
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■コントローラーケーブルによる給電を実現。 |
コントローラーケーブルは電力の供給にも対応しています。接続が1本のケーブルで済むため、RFユニットの設置の自由度が大幅に高まりました。なお、IC-905には耐候性に優れた約5mのコントローラーケーブルが付属しています。また、オプションで20m(OPC-2513)、50m(OPC-2509)のケーブルもご用意しています。
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■GPS(GNSS)信号を基準にすることで、究極の周波数精度を実現。 |
高い周波数帯での運用では、より高度な周波数の安定度が求められます。高性能なOCXOであっても、温度や経年変化により、 周波数は徐々に変化します。そこで、IC-905では、高い安定度を誇るOCXOを採用するだけでなく、GPSレシーバーおよびGPSアンテナを標準で搭載。GPS(GNSS)信号を基準とする方式を採用することで、きわめて安定かつ高精度な周波数管理が可能になりました。
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GPSを利用した高精度周波数発振器 |
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■最大50MHzスパンの広帯域をカバーするリアルタイムスペクトラムスコープ。。 |
IC-7300/IC-9700/IC-705で高い評価を得ている、高性能リアルタイムスペクトラムスコープとウォーターフォール表示を実現しています。IC-905のスコープは、広大なSHF帯に対応すべく、最大50MHzの広帯域をカバーしています。
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■FM方式のATVにも対応。 |
FM方式のATV(FM-ATV、NTSC準拠)にも対応しています。アナログカメラを接続すれば、IC-905本体のみで、映像の送受信が可能です。映像の拡大表示にも対応しています。 |
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■IC-705と統一感のある操作系。 |
IC-905のコントローラーはIC-705をベースとしたデザインとなっています。操作系も可能な限りIC-705と統一することで、スムーズな設定、軽快な運用を可能にしました。もちろん、4.3インチの大型カラー液晶は、タッチ操作に対応しています。
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■D-STARの機能も充実。 |
DDモード、DR機能、ターミナルモード/アクセスポイントモード、DVレピータモニター機能など、快適にD-STARを楽しむための機能が充実しています。また、IC-905本体だけで、保存した写真の送受信、閲覧も可能です。 |
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■10GHz帯にも対応。 |
10GHzトランスバーター<CX-10G>(IC-905XGは標準付属)、10GHz用コーリニアアンテナ<AH-100>/10GHz用パラボラアンテナ<AH-109PB>もオプションで用意しています。これにより、難易度が高かった10GHzでの運用が、より身近に、そして、より気軽にチャレンジできるようになりました。 |
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■多彩なアンテナもラインナップ。 |
コーリニアアンテナ3製品(2400MHz用/5600MHz用/10GHz用)をラインナップ。10GHz用には、さらに高性能なパラボラアンテナも用意しています。初心者の方にも、気軽にU/SHF運用にチャレンジしていただけます。 |

コーリニアアンテナ
2400MHz帯用<AH-24>、5600MHz帯用<AH-56>、10GHz帯用<AH-100> |

10GHz帯用パラボラアンテナ<AH-109PB> |
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■その他の機能 |
・SDカードスロットを装備。
・PCやモバイル端末とUSB Type-C™接続が可能。
・FT8の簡単設定を実現。
・メモリーチャンネル500(100グループ)、コールチャンネル:12(2×6バンド)、プログラムスキャンエッジ25。
・レピータ登録件数2500件/GPSメモリー登録件数300件 ほか。 |
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■各部の名称 |
コントローラー
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RFユニット
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【付属品】 |
・スピーカーマイクロホン HM-243
・GPSアンテナ
・コントローラーケーブル(OPC-2508)約5m
・DC電源ケーブル ほか |
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≪ おもな定格 ≫ |
◆一般仕様 |
周波数範囲 |
動作範囲 |
144.000MHz~146.000MHz
430.000MHz~440.000MHz
1260.000MHz~1300.000MHz
2300.000MHz~2450.000MHz
5650.000MHz~5850.000MHz |
保証/送信周波数範囲 |
144.000001MHz~146.000MHz
430.000MHz~440.000MHz
1260.000MHz~1300.000MHz
2400.000MHz~2450.000MHz
5650.000MHz~5850.000MHz
※下記はDSRCに関する帯域であり、
当該周波数の範囲は送信できません。
5792.800~5797.200MHz、5802.800~5807.200MHz、5832.800~5837.200MHz、5842.800~5847.200MHz |
モード |
SSB、CW、RTTY、AM、FM、DV、DD※、ATV※
※1200MHz帯以上のバンドに対応 |
メモリーチャンネル数 |
メモリーチャンネル |
500チャンネル(100グループ) |
プログラムスキャンエッジ |
25チャンネル |
コールチャンネル |
12チャンネル(2チャンネル×6バンド) |
アンテナインピーダンス |
50Ω(不平衡) |
アンテナ端子 |
2400/5600MHz帯用 |
SMA型2系統 |
144/430/1200MHz帯用 |
N型1系統 |
電源電圧 |
DC13.8V±15%(コントローラー部) |
接地方式 |
マイナス接地 |
消費電力
(コントローラー部に13.8Vを供給/OPC-2508使用時) |
待受時 |
2A(typ.) |
受信音量最大時 |
3A以下 |
送信出力最大時 |
5.5A以下 |
使用温度範囲 |
コントローラー部 |
0℃~+50℃ |
RFユニット部 |
-10℃~+55℃ |
周波数安定度
(環境温度/経年偏差を含めた総合値) |
±65ppb以内/GPS DRO方式 |
周波数分解能 |
最小1Hz |
◆送信部 |
送信出力 |
144/430MHz帯 |
SSB, CW, FM, RTTY, DV:10 W |
AM:2.5 W |
1200MHz帯 |
SSB, CW, FM, RTTY, DV, DD, ATV:10 W |
AM:2.5 W |
2400/5600MHz帯 |
SSB, CW, FM, RTTY, DV, DD, ATV:2 W |
AM:0.5 W |
変調方式 |
SSB |
数値演算型平衡変調 |
FM |
数値演算型リアクタンス変調 |
AM |
数値演算型低電力変調 |
DV, DD |
数値演算型GMSK変調 |
ATV |
数値演算型リアクタンス変調 |
スプリアス発射強度 |
スプリアス領域 |
144/430MHz帯 |
-60dB以下 |
1200MHz帯 |
-53dB以下 |
2400/5600MHz帯 |
-46dB以下 |
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帯域外領域 |
144/430MHz帯 |
-60dB以下 |
1200MHz帯 |
-50dB以下 |
2400/5600MHz帯 |
-43dB以下 |
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搬送波抑圧比 |
50dB以上 |
不要側波帯抑圧比 |
50dB以上 |
マイクロホンインピーダンス |
2.2 kΩ ※MICジャックのPTT機能使用時は1.2kΩ |
AV-INレベル |
1Vp-p typ.@75Ω |
◆受信部 |
受信方式 |
144/430MHz |
RFダイレクト・サンプリング |
1200/2400/5600MHz帯 |
ダウンコンバージョンIFサンプリング |
中間周波数: |
1200MHz帯 |
1st IF:331~371 MHz |
2400/5600MHz帯 |
1st IF:914MHz帯、2nd IF:346MHz帯 |
CX-10G IF Frequency |
2400~2450 MHz (2400 MHz IF connector)
Data |
受信感度
(プリアンプ:ON、フィルター:SOFT時)
※2400/5600MHz帯はプリアンプのON/OFF切り替え機能なし。 |
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144/430/1200/2400MHz帯 |
5600MHz帯 |
SB/CW(10dB S/N) |
-19dBμV(0.11μV)以下 |
-16dBμV(0.15μV)以下 |
AM(10dB S/N) |
0dBμV (1.0μV)以下 |
3dBμV(1.4μV)以下 |
FM(12dB SINAD) |
-15dBμV (0.18μV)以下 |
-12dBμV(0.25μV)以下 |
DV(1% BER)(PN9) |
-9dBμV (0.35μV)以下 |
-6dBμV(0.50μV)以下 |
DD(1% BER)(PN9) |
4dBμV (1.59μV)以下 |
7dBμV(2.23μV)以下 |
選択度
(フィルター:SHARP時) |
SSB(BW=2.4kHz) |
2.4kHz以上/-3dB、3.6kHz以下/-60dB |
CW(BW=500Hz) |
500Hz以上/-3dB、700Hz以下/-60dB |
RTTY(BW=500Hz) |
500Hz以上/-3dB、700Hz以下/-60dB |
AM(BW=6kHz) |
6.0kHz以上/-3dB、15kHz以下/-60dB |
FM(BW=15kHz) |
12.0kHz以上/-6dB、20kHz以下/-60dB |
DV(CHスペーシング=12.5kHz) |
-50dB以下 |
DD(CHスペーシング=300kHz) |
-40dB以下 |
スプリアス妨害比: |
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144/430MHz帯 |
1200/2400/5600MHz帯 |
SSB/CW |
70dB以上 |
50dB以上 |
AM/FM/DV |
60dB以上 |
50dB以上 |
DD |
ー |
50dB以上 |
低周波出力 |
0.53W以上(内部スピーカー12Ω負荷、1kHz、10%歪率時) |
0.2W以上(外部スピーカー8Ω負荷、1kHz、10%歪率時) |
-6dBV以上(AV-OUT端子、最大出力、600Ω負荷時 |
1Vp-p typ. (AV-OUT端子、テストパターン時) |
低周波負荷インピーダンス |
8Ω(外部スピーカー端子)
600Ω(AV-OUT端子、音声)
75Ω(AV-OUT端子、映像) |
●定格はJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)測定法によります。
●定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更することがあります。
●アイコム株式会社、アイコム、ICOM ロゴ、PBT は、アイコム株式会社の登録商標です。
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