外形寸法: |
約 239W×80H×247Dmm(突起物含まず) |
重 量: |
約 4.5kg |
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≪機種別出力≫ |
アマチュア無線の免許 |
FT-710 Field |
出力:HF/50MHz(100W) |
第2級以上 |
FT-710M Field |
出力:HF/50MHz(50W) |
第3級以上 |
FT-710S Field |
出力:HF/50MHz(10W/20W) |
第4級以上 |
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受け継がれる本物のRFパフォーマンス
本格派コンパクト HF/50MHz SDR トランシーバー
より気軽にアウトドアオペレーションを楽しめるFT 710 Field |
【FT-710 Fieldシリーズ 主な特長】
キャリングベルトを標準で付属
■基本性能を重視したSDR受信回路構成
■強力RFフロントエンドによる優れた近接多信号特性*
RMDR113dB+
BDR127dB+
3rd IMDR102dB+
TX Phase Noise-143dBc/Hz
■アマチュアバンド毎に分割されたBPF(バンドパスフィルター)装備
■高速オートマチックアンテナチューナー内蔵
■高速DSPによる効果的な混信除去
■立体的な高音質を生み出すAESS
■4.3インチ TFTフルカラータッチパネルディスプレイ
■3次元 スペクトラムスコープ表示 3DSS
■運用状態がひと目で確認できるVMI(VFO モードインジケータ)
■FT8運用に最適な『PRESET』モード
■外部ディスプレイ端子(DVI-D)を装備
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■ 標準付属品 |
FT-710 Field / FT-710M Field/ FT-710S Field共通<
・ キー付きハンドマイク SSM-75E
・ キャリングベルト
・ DC 電源ケーブル |
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■ 基本性能を重視したSDR回路構成 |
上位のSDRモデルで採用された高分解能A/DコンバータとFPGA素子を搭載すると共に2個のA/Dコンバータを使用してデジタル変換処理を行うツインA/Dコンバータ回路構成は、過負荷によるA/Dコンバータのオーバーフローを軽減しブロッキング特性を改善しています。また、デジタル変換前のアナログ信号にランダムノイズを加え、A/Dコンバータによるデジタル変換時の量子化誤差を最小化することで歪を抑え、IM(Intermodulation)特性を改善するディザリング技術を採用するなど、SDR 受信回路の総合的な高性能化を実現しています。 |
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■ 強力なRFフロントエンドと低ノイズ発振回路による優れた近接多信号特性 |
最も頻繁に使用する機能を割当てる『F1』、次に使用頻度の高い機能を登録するファンクションリスト、セットモードリストの3階層の構造は、運用における優先度に応じて簡単に割当てを行うことができます。『F1』はキーを押してダイレクトに実行が可能。ファンクションリストは『F/MENU』を押してダイヤルで項目や機能を選ぶだけ、その他のセットモードリストは、『F/MENU』の長押しでMENUに入りダイヤルを回して選択する極めてシンプルな操作で優先度ごとに希望するメニューを素早く選択することができます。
設定機能の解除や割当て変更も『 F1』 / 『 F/MENU 』 / 『 BACK』キーの長押しで簡単に行うことができます。 |
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■ 高速DSPによると効果的な混信除去 |
Dual Core 32bit 浮動小数点DSP(クロック周波数 594MHz / 198MHz)を採用し、SHIFT / WIDTH / NOTCH / CONTOUR (コンツアー)/ APF(オーディオピークフィルター)/ DNR(デジタルノイズリダクション / NB(ノイズブランカー)などの効果的な混信除去機能を高速デジタル処理によって行なっています。
フィルターや混信除去機能の動作状態に加え、通過帯域のスペクトラムもディスプレイに表示され、通過帯域の状況を簡単に確認することができます。フィルター機能表示部をタッチしてDSPダイヤルで素早い設定ができるので、コンテストなどでもスムーズなオペレーションが可能です。 |
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■ 立体的な高音質を生み出す AESS (Acoustic Enhanced Speaker System) |
DSPを使ったデジタル処理で本体上面のスピーカーとサイドスピーカーを組み合わせて、コンパクトHFトランシーバーとは思えない帯域が広く立体感のある高音質な受信音を再生します。
好みに合わせて2つのスピーカーの出力バランス、周波数特性を調整して最適な音質に設定することができます。 |

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■ 3次元スコープ表示 3DSS (3-Dimensional Spectrum Stream) 搭載
高精細4.3インチ TFTカラータッチパネルディスプレイ |
4.3インチワイドの大型カラーディスプレイを搭載、リアルタイムスペクトラムスコープ表示は、FTDXシリーズのSDR3次元スコープ(3DSS)を採用し、信号強度の時間的な変化を容易に把握、運用周波数をはじめ、メーターや機能の設定、ディスプレイの表示設定をタッチパネルで直感的に操作をすることができます。 |

3DSS(3次元スコープ表示) |
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■ 卓越した視認性と操作性を誇る多彩なディスプレイ表示
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MULTI ファンクション表示
MULTI ファンクション表示は、バンドスコープ表示に加え、オシロスコープとAF-FFTのオーディオスコープを同一画面に表示します。 これにより、運用中に受信バンドをモニターしながら同時に受信音のスペクトラムを表示するAF-FFT機能で相手局の送信電波のオーディオ特性を見たり、受信部のフィルターや混信除去機能を調整する際にも効果を視覚的に確認することができ、コンテストなどにおいて瞬時に全体のコンディションを把握することができます。 |

MULTI ファンクション表示 |
ウォーターフォール表示
画面の「3DSS」にタッチして3DSS表示とウォーターフォール表示を切り替えることができます。
ウォーターフォール表示部は「EXPAND」にタッチして受信信号の表示時間(履歴表示時間)を拡張することができます。 |

ウォーターフォール表示 |
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■ VMI (VFO モードインジケータ) |
VFO-A、VFO-B、メモリーモード、クラリファイア/スプリット運用などの運用状態がひと目でわかるVFOモードインジケータをVFOダイヤルの左右に配置しています。
インジケータのカラーは、4色(青/緑/白/赤色)の中から好みに合わせて選択することができます。 |
VMI(VFO モードインジケータ)
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■ FT8の運用に最適な『PRESET』モード
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MODE画面の「PRESET」を選択するだけで「FT8」通信モードに最適な設定値が有効となりますので、スムーズで快適に「FT8」を楽しむことができます。「PRESET」の長押しで、セットされた各項目を呼び出して簡単にカスタマイズすることもできます。
最大5つまでのプリセット情報を保存することが可能です。
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"PRESET" モード選択画面 |
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■ 外部ディスプレイ接続に対応(DVI-D デジタル出力端子) |
背面に外部ディスプレイ端子(DVI-D)を備えていますのでデジタル方式の出力で大画面モニ ターに接続して運用を行うことができます。USB(Type-A)端子も装備していますので、マウスを繋いで大型画面上での操作も可能です。 |
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■ ネットワークリモートコントロール(遠隔運用) |
FT-710にLANユニット(別売:SCU-LAN10)を使ってLANやインターネットに接続、遠隔地からリモート運用を行うことができます。
リモート運用ではトランシーバーの基本操作の他、多彩なスコープ表示に対応しており離れた場所からでも快適な運用が可能です。 |
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■ その他の実用的な機能 |
・ QMB(クイックメモリーバンク)機能:メモリーされた運用状態をワンタッチで呼び出して素早く運用を開始
・ 簡単に機能設定ができるFUNC(ファンクションダイヤル)装備
・ ロングワイヤー オートアンテナチューナー『FC-40』に対応
・ SDカードスロット装備:交信音の録音/再生、各種セッティング、メモリー内容の保存、ファームウェアアップデート等が可能
・ 2つのUSBポートを装備(Aタイプ、Bタイプ)
・ CW運用:CWゼロイン、CWオートゼロイン、CWリバース機能、CWキーイング波形整形、CWメモリーキーヤー等、
多彩な機能をサポート
・ 3-ステージパラメトリックイコライザー
・ IPO(Intercept Point Optimization)による最適なゲイン選択
・ AGC(Automatic Gain Control)
・ バンドスタック機能
・ ATAS アクティブチューニングアンテナ対応
・ リモートコントロールキーパッド FH-2対応
・ CAT(3系統) |
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①TUNER / LINEAR |
外付けアンテナチューナー/リニアアンプ接続端子 |
②ANT |
アンテナ端子(M型) |
③冷却ファン |
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④DC IN |
DC13.8V 電源入力端子 |
⑤EXT-DISPLAY |
外部ディスプレイ接続端子 (DVI-D) |
⑥USB端子 (Type-A) |
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⑦USB端子 (Type-B) |
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⑧RTTY/DATA |
RTTYデータ端子 |
⑨KEY |
CWキー端子 |
⑩REM / ALC |
リモートコントロールキーパッド FH-2 接続端子 |
⑪EXT SPKR |
外部スピーカー接続端子(φ3.5mm モノラルジャック) |
⑫GND |
アース端子 |
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◆ 主な仕様 ◆ |
一般定格 |
送信周波数範囲: |
1.9MHz帯 ~ 50MHz帯のアマチュアバンド
非常連絡設定周波数 4630kHz |
受信周波数範囲: |
30kHz~75MHz(動作範囲)
1.8MHz~29.699999MHz(保証範囲)
50MHz~53.999999MHz(保証範囲) |
電波形式: |
A1A(CW),A3E(AM),J3E(LSB/USB),F3E(FM) |
周波数切替ステップ: |
1/5/10/20Hz (CW/SSB/AM), 100Hz (FM) *1HzはFINE使用時 |
アンテナインピーダンス: |
50Ω不平衡(アンテナチューナー“OFF”時)
HF:16.7Ω ~ 150Ω:不平衡(アンテナチューナー“ON”時)
50MHz:25Ω ~ 100Ω:不平衡(アンテナチューナー“ON”時) |
動作温度範囲: |
動作温度範囲 |
周波数安定度: |
±0.5ppm 以内
(0℃~ +50℃時:電源投入1分後) |
電源電圧: |
DC13.8V ±15% |
消費電流: |
受信無信号時 |
約1.8A |
受信定格出力時 |
約2.2A |
送信時 |
約21A(FT-710: 100W) |
送信時 |
約18A(FT-710M: 50W) |
送信時 |
約11A(FT-710S: HF帯 10W) |
送信時 |
約13A(FT-710S: 50MHz帯 20W) |
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送信部 |
定格送信出力: |
5W ~ 100W
5W ~ 25W(AM Carrier) |
変調方式: |
J3E(SSB) 数値演算型平衡変調
A3E(AM) 数値演算型低電力変調
F3E(FM) 数値演算型リアクタンス変調 |
FM最大周波数偏移: |
±5.0kHz/±2.5kHz(Narrow)
(IDCおよびスプラッタフィルター付) |
スプリアス発射強度: |
HF帯 |
-60dB以下(高調波) |
-50dB以下(高調波以外) |
50MHz帯 |
-63dB以下 ※FT-710 |
-60dB以下 ※FT-710M/FT-710S |
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搬送波抑圧比: |
60dB以上 |
不要側波帯抑圧比: |
60dB以上 |
占有周波数帯域幅: |
SSB 3kHz以内,CW 500Hz以内,
AM 6kHz以内,FM 16kHz以内 |
送信周波数特性: |
SSB 300 ~ 2700Hzにて-6 dB以内 |
マイクロホンインピーダンス: |
600Ω(200Ω~10kΩ) |
受信部 |
受信方式: |
ダイレクトサンプリング スーパーヘテロダイン方式 |
中間周波数: |
SSB/CW:18kHz
AM/FM:24kHz |
受信感度(TYP): |
SSB/CW(通過帯域幅 2.4kHz/10dB S+N/N) |
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1.8MHz ~ 30MHz 0.16μV以下(IPO=AMP2)
50MHz ~ 54MHz 0.125μV以下(IPO=AMP2) |
AM(400Hz, 30%変調波、通過帯域幅 6kHz/10dB S+N/N) |
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0.5MHz ~ 1.8MHz 6.3μV以下
1.8MHz ~ 30MHz 2μV以下(IPO=AMP2)
50MHz ~ 54MHz 1μV以下(IPO=AMP2) |
FM(1kHz, 3.5kHzDEV BW:12kHz, 12dB SINAD) |
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28MHz ~ 30MHz 0.25μV以下(IPO=AMP2)
50MHz ~ 54MHz 0.2μV以下(IPO=AMP2) |
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選択度(TYP): |
Mode |
-6dB |
-60dB |
CW(BW=0.5kHz) |
0.5kHz以上 |
0.75kHz以下 |
SSB(BW=2.4kHz) |
2.4kHz以上 |
3.6kHz以下 |
AM(BW=6kHz) |
6kHz以上 |
15kHz以下 |
FM(BW=12kHz) |
12kHz以上) |
25kHz以下 |
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イメージ妨害比: |
70dB以上(1.9MHz帯~28MHz帯アマチュアバンド)
60dB以上(50MHz帯アマチュアバンド) |
低周波定格出力: |
2.5W以上(@4Ω THD10%) |
低周波出力インピーダンス: |
4~16Ω(標準4Ω) |
副次的に発する電波等の限度: |
4nW以下 |
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定格値は常温・常圧時の値です。
測定法は電波法告示で定められた測定法によります。
改良のため予告なく変更することがあります。 |